相続遺産分割はなぜ難航するか?連動するなぜ節税は難しいか?
古くから相続争いはありました。江戸時代も相続争いはありました、有名なお話は徳川家康の相続対策です。3代目将軍を長子の家光に決定したことです。さてなぜ相続争いは起きるのでしょうか?
人間は無欲ではいられないからです。
相続争いの最大原因 人間無欲ではいられない
相続財産は一切いりません。
借金は自分がすべて引き継ぎます。
生活の困った相続人は自分がすべて資金援助します。
こんな人は、相続争いになりません。
相続人が子供一人 仲が良い愛情あふれる これも相続問題なし
このケースは相続問題でなく、相続前問題です。
つまり認知症とかの問題です。
親は財産を持っていても子供が勝手に使えないのです。
愛情のある子どもは、親の財産は親のために使います。
ところがこれが簡単に行かない
これが判断能力かなくなった状態です。
人間生きているうちが花です。
できる限り幸せに
認知症になっても幸せにと願います。
これがいったん裁判所の管理下に入るとできなくなる。
子供にとって『最大のストレス』です。
親たちの危機感相続対策
私が親はすごいなーと思うのは、年老いても子供たちがケンカしないように、生前に財産分けをして子供たちの生活ができるようにする姿です。
自分が元気なうちに決めておかないと、自分がいなくなると後々問題となるとわかっているのです。
子供たちが仲良くしているのは、問題を抑え込んでいるからです。
もし問題が出てきたら、ケンカになるでしょうとわかっているのです。
どの子供も簡単には引き下がらないでしょう。
親だからよくわかっているのです。
土地所有者の方の特徴です。
仲が良い兄弟間でも相続問題の原因
実は仲の良い兄弟間でも相続問題は発生します。
原因は欲望と個人的な事情、経済状態です。
困っている相続人は、法律も関係ありません。
いったん相続問題が発生しメンツの戦いになれば解決策無し
いったん相続問題が発生すれば、お金持ちの場合解決策はありません。メンツ対メンツの戦いです。
法律も裁判所も関係ありません。
裁判官もお手上げです。
最高裁判所まで戦うのが普通でしょう。
相続争いが生きがいとなるでしょう。
裁判費用が何千万かかっても関係ありません。
相続税など何十億あっても関係ありません。
自分の預金で支払ってしまいます。
とことん争います。
節税なんて無理無理 円満な相続分割ができて初めて節税可能
大きな合法的節税、配偶者の非課税枠や小規模宅地の評価減は非常に大きな相続税の節税策です。
怪しい節税と異なって危険性がありません。
しかしこれは相続税の申告期限までに遺産分割ができていることが
減税規定適用の要件です。
延長申請していれば3年以内にあとで遺産分割が決まっても適用できますが、いったん相続税は節税策なしで納税しないといけません。
解決策は何事も事前準備、相続後継も事前準備が最大ポイント
円満財産分け事前準備対策相談会実施中
事前の対策は、相談を始めるのが一番です。
相談しながら、一つ一つ問題点を検討していきます。
何度も検討します。
おのずと答えは出ます。
「何事も 始まれば・・・終わります」
中野区新井2-2-1松本ビル2階
相続診断士・不動産コンサルタント
森本和彦