日本人の相続人にとって最大の難所は分割協議関係者調整
本当に必要な相続対策、相続人関係者協議、ストレス対策
相続対策セミナーは盛んです、みんな商売ですから。でも重要なことはあまり話されていません。重要なことは相続人間の分割協議対策です。これが一番大変です。一番ストレスがかかります。お金がかかります。
高齢の配偶者にとって一番大変なのは相続分割協議
高齢な配偶者の方にとっては、分割協議は大変です。
初めて経験する先の見えない協議です。不安からくるストレスが意外と大きい。
相続人間に中立的、専門知識を持った世話役がいないと難航
相続分割協議は、横並びの同権限者の話し合いです。
民主主義なので何も決まりません。この際重要なのはとりまとめ役の存在です。
協議を開くだけでも大変世話役の仕事
相続関係者も、近くにいない場合が多くなっています。
配偶者は東京、長男はドイツ、次男は沖縄なんて例も少なくありません。ではどこで協議するか?持ち回りにしても初回は東京、2回目はドイツ、3回目は沖縄となります。
協議の会場の予約、宿泊先の予約、スケジュール調整、連絡いろいろ大変です。
協議費用もばかにならない数百万もあり得る
遺産分割協議の開催が、地方や外国も絡んでいる場合は、旅費や宿泊費用を含めると数十万、数百万も想定されます。
経済的にも大変です。
メールや電話ではできない遺産分割協議
重要な会合は直接集合して行わなければなりません。
最大の相続対策は、元気なうちに権限者がいるうちに
大変な遺産分割協議をなくす方法は、権限者が生前に相続関係者に、よく説明し決定しておくことです。
生前に終了しておくことです。
会社経営者は普通に行っている社長引退
会社では社長はいつまでもできません。年齢で次にバトンタッチせざるを得ません。古くは徳川家康も将軍職を元気なうちにバトンタッチしています。
多くは会長職として見守ります。
2次相続は大紛争という最大理由中立調整人不在
相続が大変なのは、所有者が不在だからです。調整人が不在だからです。意見が分かれても権限者が決定すればまとまります。これが中立の存在親です。
しかし2次相続は、両親ともになくなっています。
最大の相続対策は、親の元気なうちに次の方向性を決めておく
最大の相続対策は、将来の問題の原因不動産問題を解決しておく
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令和元年6月6日
中野区新井2-2-1松本ビル2階
不動産コンサルタント、相続診断士
森本和彦