意外と知らない日本の相続のルールと難しさ
相続の相談を受けていて気が付くのは、だれも経験することなのに
多くの方が正しく日本の相続のルールを知らないことです。
今回はわかりやすくに日本の相続のルールをお話しします。
目次から確認しましょう
- 相続の基本原則
- 難しさ
では最初に日本の相続の基本原則についてお話ししましょう。
死亡時包括承継
相続とは全所有者が死亡した場合法定相続人による包括承継であるということです。
相続は、法定相続人によってすべての財産(プラスもマイナスもすべて)引き継がれる。
法定相続分と各相続人の決定権
相続は法律で順位や相続分が決まっている。同順位の相続人の相続分は決まっている。法定相続分は異なっても各相続人の決定権は全員1個です。
分割方法
死亡した前所有者が、決定する遺言方式と法定相続人が話し合って全員の賛成で決定する方法の2つがある。
分割の話し合いが相続人全員の賛成が得られないとき
方法は2つあります。一つは放置すること。もう一つは家庭裁判所で決めてもらうことです。
相続の難しさ
次に日本の相続の難しさについてお話ししましょう。
完璧な遺言がない場合は、法定相続人全員の話し合いを行い、全員の賛成で相続分割は決まります。全員の賛成です。大変ですね。
難しい具体例を一つ上げましょう。相続財産に不動産が含まれている場合です。いったいいくらですか?各相続人によって考え方は大きく異なるでしょう。
売却時期、売却までに待てる猶予期間、先行して発生する費用負担
売却依頼会社、売り出し価格などすべての項目について全員の合意が必要です。大変ですね。
具体的に円満に相続分割を行うには?
一言ではお話しできません。
全員の相続人が賛成するために様々な事前準備と会議を行う必要があります。これが大変です。専門知識と想像以上の労力が必要です。
実際に相続を経験された方の多くは同感でしょう。
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