相続対策順番が真逆だから失敗するゴールから考える全体で考えるが基本
相続税対策、相続対策セミナーは昔から大人気です。建設会社の賃貸マンション建てましょうという商売も昔からです。
しかし、少し考えればおかしいことに気が付きます。
そうです、順番が逆です。本来なぜ相続対策が必要なの?相続税対策が必要なの?ここからの出発です。
無計画で賃貸マンション・アパート建てる会社の社長います?
どこの会社でも社長賃貸マンション建てましょう。節税になりますよ。アーそーいいね。なんていう社長はいません。順番が逆だよ。まずそれどのくらい儲かるの?事業として将来の採算合うの?売れるの?と様々な検討が始まります。
相続対策はまず将来の希望のゴールから考えるが最初
どんなゴールが希望?
誰に何を渡すの?残したいの?
どんな状態で?
莫大な借金付きで?
共有(共同所有で)それとも単独所有で
残された配偶者には何を残す?自宅?現金?
法律のルールは検討したの?残された配偶者が自宅から追われるなぜ?
自宅自分が死んだら誰のもの?
子供がいなければ、配偶者と親、
親がいなければ配偶者と兄弟(兄弟がいなければその子)
まず相続対策は調査して将来の希望と問題点を発見
本人の希望は何です?
将来どんな問題が起きます?
どの子供にどの財産を譲る?ほかの子供には?
配分を間違うとけんかになりますよ。
子供に譲って子供が先に亡くなったらその財産はだれのもの?
生前贈与も単純じゃない
子供に生前贈与して、子供が先に亡くなったら財産は子供の配偶者に流れますね。もちろんすべてではないですが。
では遺言
これもありですが、自分が認知症になったら財産管理と財産運用できなくなりますね。
家族信託
これもいいですね。しかしこれは、先に信頼できる家族内に任せられる人がいないとできません。無報酬で
法定後見
これもいいですが、想像以上にお金が高いですね。
10年以上になれば数百万、数千万の報酬もありですね。
知らない人が後見人に、裁判所の抽選みたいなもの、だれが当たる?
全体を見渡すと対策にもいろいろ長所、短所が
一つの対策で解決するほど単純じゃない・総合対策が普通
まず調査、全体の問題点発見から地道にスタート
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秘密厳守
令和元年9月29日
相続診断士・不動産コンサルタント
森本和彦