大家さん地主さん疑問解消相続対策前になぜ相続対策しないとどうなる?
なぜ相続対策は必要でしょうか?相続対策もうやっているし必要ないよという声が多いかもしれません。
今日はなぜ相続対策が必要か?必要ない場合と比べてお話ししましょう。
相続について国の定めたルールは大きく2つ
相続について国が定めたルールは大きく分けて2つあります。一つは権利関係の民法、もう一つは税法 相続税法です。
重要ポイントは、民法では相続人に公平に分割され、税法はいったん相続つまり所有者の死亡で財産は国の返却され、現金で評価され相続税を支払ったら最低限国の定めた割合で相続人に引き渡されるこんなイメージです。現実は引き継がれるが相続人に相続税という国からの借金ができます。
相続対策しないとどうなるか?権利関係
人の死亡で財産は相続人に強制的に移転します。本人の意思は全く関係ありません。残された家族の生活も会社の運営も関係ありません。強制的に法律に従って処理されます。
これを覆すのは、相続人による遺産分割協議での全員の合意です。
相続対策しないとどうなる?相続税
遺産を国の定めた方法で、いったん現金で評価されこれを相続人が法定相続分で分けたとして相続税の税額が確定し、相続人の連帯納付義務が発生します。
相続対策とは本人希望でルール内で最大限国の定めた原則ルールを変更すること
本人希望と国の定めたルールが同じなら相続対策は必要なし
たとえば相続人が一人子供だけで相続財産が現金だけなら
有利不利は別として原則相続対策は必要ありません。
放置していてもすべて一人の子供に引き継がれ、現金で相続税が支払いできます。
令和元年10月28日
中野区新井2-2-1松本ビル2階
相続診断士・不動産コンサルタント
森本和彦