売却失敗原因 値引き交渉があるから売値に上乗せしておこう
相続と不動産コンサルタントの森本です。
今回は売主さんの誤解値引き交渉が入るから売値に上せしておこう
についてお話ししましょう。
私は大学卒業年に宅地建物取引士試験に合格し、不動産の売買を1000万円代から10億円近くまで30年以上行っている現場の実務家です。
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では早速今回のテーマ売主さんの誤解 値引き交渉が入るから売出し金額に値引き交渉分を上乗せしておこうについてお話しします。
売却時に値引き交渉が入る可能性
売却時に値引き交渉が入る可能性は何パーセントあるでしょうか?
答えは100%
ここまでは売主さんの情報は正しいですね。
値引き交渉金額を上乗せが間違いの理由
ではなぜ値引き交渉金額を売出し値段に上乗せするのはなぜ間違いなのでしょうか?
まず売却の仕組みから考えれば簡単ですね。
売却成功は本気の買い主さんが希望している金額内に売り出しをぶつけることですね。
つまり本気の買い主さんの年収、自己資金、融資金額などで購入可能金額内に売り出し金額をぶつけることです。
しかし値引き金額を上乗せして売り出すとどんなことが発生するでしょうか?
本気の買い主さんが自己資金と住宅ローンの購入可能額を超えてしまうため検討外になってしまうことです。
本末転倒
値引き交渉が入るのは、本気の買い主さんが買いに来ること
ところが売出し値段が高すぎて本気の買い主さんの検討外になれば
値引き交渉以前の問題になってしまいます。
現在の東京の不動産金額
リーマンショック以降値上がりが10年以上続いています、非常な高値圏です、もうすでに買い主さんが購入できる限界を超えている状態です。
売却査定金額の現実
一括査定を利用されると正しい売却査定金額よりはるかに高い金額
がたくさん手に入るでしょう。もうすでに売れない金額になっているでしょう。
まとめ
すでに異常な高値圏に入った不動産金額、こんな時代に値引き分を上乗せすると、値引き交渉が入らなくなる単なる高すぎて検討外になります。
令和4年1月18日
不動産コンサルタント
森本和彦