借地問題解決の実践相談室 問題解決の第一は何から？
借地に不安を感じる方の大半は、中高年の方と借地の相続人の方です。今日は借地問題と実践的な解決法をお話しします。
中高年にとっての借地の心配？
中高年になればだれでも体力が低下します。病気の心配も出てきます。体力が低下すれば気力が低下します。
借地が重荷になります。一つ一つ地主さんと話し合わないといけないからです。
建物のリフォーム、建て替え、更新料の支払い、地代の値上げなどお金に関することも多くあります。
借地の後継者も心配
借地権を持っている中高年の方も、借地の後継者の方も心配です、借地は財産といいますが、
義務もあるからです。
一つは地代や更新料、承諾料を支払い続け建物を維持できるという条件があります。
もう一つは相続税です。さらに相続人との権利関係です。
借地の問題点
所有権と比べたときに借地の問題点は、借地権者一人で
重要なことは決定できないことです。
一番いい例は、地主さんの承諾がなければ売却できないことです。
借地問題の解決法
一言でいえば、自分一人の意思で処分つまり現金化できる状態にすることです。
一つは売却
もう一つは交換です。
さらに稀ですが地主さんとの共同事業です。
借地問題解決の最大の障害
地主さんや買主さん、他の借地権者などとの具体的で明解な合意を取り付けることです。
正に調整作業です。
調整を軽く考える借地権者さんは大失敗が多い
令和２年３月２９日
中野区新井２－２－１松本ビル２階
不動産コンサルタント
森本和彦
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