中野YouTube相続教室第3回 相続をめぐる家族内の人間関係
相続と不動産コンサルタントの森本です。本格的に相続についてお話しする前に円満な相続についての人間関係などについてお話ししたいと思います。
相続では家族は、日常感覚とは大きく異なる他人の意識が必要
相続は家族間の問題ですし、家族会議で決定すべきことですが、日常的な感覚で理解するのは無理です。
親にとっては老後の大問題であり、子供にとっても自分の家族についての大問題であり、別れでもあり、引継ぎでもあります。
親にとって生前の相続の話し合いの意味
親にとって生前に子供と話す相続の話し合いは、自分にとっての老後問題なのです。
子供を思う親という立場と自分たちの老後の心配という自分自身の問題です。
親にとっては子供はいつまでも家族です。
子供にとって生前に親と相続について話し合いの意味
子供にとって親と生前に相続について話す意味は、家族内の完全な別れを意味します。
親がいなくなれば、子供同士は分かれていくのです。
もう一つは子供にとっては、親の介護問題やお金の問題です。
親子間と言えどもお互い意見の一致には大きな努力が必要
親子間と言えどもお互いの意見の一致には大きな努力が必要です。
立場の違い 心配事の違いを整理
親にとっての心配事と子供にとっての心配事は異なります。
このため事前にお話しする前にきちんと整理して準備してお話しするといいでしょう。
不動産の損得、税制の有利不利は最後
税金の話は?この時重要ではありません。心が一致しないとそもそも税金の問題でなくなるからです。
令和3年6月2日
相続と不動産コンサルタント
森本和彦