中野区杉並区相続争いも不動産問題も相続の決まりの無理が原因
弊社の事務所のある中野区でも相続発生とともに、普段人間関係のない親族が土地を相続し相続問題が発生したようです。事前に誰でも予想したことです。知らないのは相続の法律制度を知らなかった土地所有者さんだけです。
「相続で困った」は体験した時は手遅れ
相続問題の大変さは、体験して初めてわかります。
しかしこれでは手遅れです。
事前に問題を知るだけで9割の相続争いは避けられる
相続争いは事前に問題となる点を知っているだけで、9割は解決できるといっていいでしょう。
なぜ相続問題は老後安心問題でもある
残された配偶者にとっては、老後の安心問題でもあります。
自宅に住めるかどうか?
老後財産分割協議が一番のストレス
毎日厳しい交渉が大好きという人はいません。
仲のいい親族同士でも、お金が絡むと大変です。
だれか事務的にやってくれないの?
こんな感じです。
一番ややこしいのは現金以外、会社株式と不動産
会社株式と不動産は分割が難しいからです。
分割協議はめんどくさいので「社長を共有にしましょうか?」
「不動産○○分の1づつにしましょう」これでは分けた内に入りません。売れないでしょう。
遺産分割とは各相続人が自分一人の希望でいつでも財産を現金化できる状態
遺産分割とは、各相続人が自分一人で希望すればいつでも現金に代えられる状態です。共有では無理でしょう。現実問題
遺産分割協議○○分の一づつまでは簡単に決まるが具体案が大変
総論簡単各論は大変。いうは簡単実行は大変です。○○分の一と簡単に分けられるのは現金だけです。
現金化した時の正しい評価があって初めて分割協議ができる
現実の正しい協議は、話し合いと現実が一致することです。
このとき問題になるのが評価です。
不動産は現金化すれば売却経費と税金で25%以上減少するでしょう。売却価格も、買う人によって変化、予測が難しいのが現実です。
非上場の株式これも大変です、簡単に売れません。買うのは会社か社長本人が現実的でしょう。
ほとんどすべて事前の専門知識があってうまくいく
このように、相続は法的制度や税制、人間関係などの全体像について
事前に理解をしていてはじめてうまくいくものです。
令和元年7月24日
中野区新井2-2-1松本ビル2階
不動産コンサルタント・相続診断士
森本和彦