中野区杉並区土地建物所有者さんの基礎知識 不動産関係専門家の実態一人一人職人芸 一人一人業務実態は大きな違い
中野区に事務所を置き東京及び近県で不動産の仕事をしていると多くの専門家の方と一緒に仕事をします。
しかし同じ分野でも各専門家の方によって全くサービス内容も考え方も異なります。
今日は専門家の実態をお話しします。
専門家は業務中心
多くの方は専門家に相談したいと思いますが、
意外と相談対応に重点を置いている専門家は少ないのが現実です。
ほとんどが業務中心です。
実績がある方は仕事が忙しく相談にあまり対応できていません。
受注前提の相談が大半
専門家は受注のための相談が大半のため、相談自体を本業にしていません。
このため相談しにくい実態があります。
効果的専門家への相談の仕方
専門家への相談は事前に相談内容や方向性を準備してから
具体的に明解な質問内容にして短時間で行うのがコツです。
専門家が敬遠しがちな相談
質問の意図が不明な時です。
何をしたいのかがわからないときです。
依頼する方が決定するものです。
各専門家で考え方やかかわり方が異なる 人間関係に弱い
専門家によって大きく異なる点は、人間関係へのかかわり方です。
意外と多くの専門家の方が人間関係の調整にかかわりあいたくないとの考えを持っています。
多くの不動産関係は、人間関係が80%以上を占めます。
ある土地家屋調査士さんは「測量の際の一番神経を使うのは、
隣接地主さんに協力いただくことです」とおっしゃっていました。
人間関係は体験した人以外理解できない
長年不動産の仕事をしていると、様々な人間界に接します。
理屈通りにはいきません。
不思議なことが普通に発生します。
初心者の方が相談は関係者調整を得意とする専門家が楽です。
私の経験では、事務中心の専門家の方は依頼者自身が専門知識と
人間関係の調整が得意でなければ相談や依頼には不向きです。
初心者の方は、人間関係の調整まで行ってくれる専門家の方が楽で精神的ストレスが少ないでしょう。
専門家探しは意外と大変
一見今インターネットで専門家は簡単に探せそうですが、単なる参考にしかなりません。
実際には直接会って確認して依頼してみて初めてわかります。
今でも専門家は紹介が多い
今でも専門家は紹介が多いのが実態です。
しかし紹介でも事前にきちんと確認していくのが重要です。
専門家の選定が成功すれば一安心
専門家の選定が成功すれば一安心です。
最後は依頼者が決定する専門家と分業
専門家にすべて任すことはできません。
きちんと打ち合わせし自分で決定しなければできません。
平成31年4月3日
不動産コンサルタント
森本和彦