初心者でも3分でわかる建築条件付き土地のフリープラン
この建築条件付き土地の販売は、注文建築会社の営業目的で使われる手法です。ところがわかりにくいのは土地分譲会社の土地販売に使われるものが多くなっています。よく似ていますが全く異なります。
建築条件付販売とは
売り主と買主が一定期間に建築請負契約ができなかったら、契約解除できる土地販売です。
目的は会社によって大きく異なる
住宅メーカー建物販売で利益を出す。
不動産会社土地の早期販売で利益確保
不動産会社と住宅メーカで対応力に差
不動産会社は住宅建築での利益は期待しないケースが多い
このため間取りや使用製品を選ぶ程度のものが多い
対応力が比較的小さい
これに対し住宅メーカーは住宅の請負で儲けるため長く打ち合わせし高い商品を勧めるのが特徴です。
対応力が大きい。
建築条件付きの土地の建築条件外しは原則できない
建築条件付きは、原則建築条件を外すことはできません。
これは他に理由があるからです。
主な理由は
- 一括して同じ建築会社に統一することで価格を下げる
- 一括して同じ建築会社にすることで、近隣対策や共通工事の窓口を一本化し管理事務をなくす。
- 建築時の工事機材、工事用車両置き場などを現地家やりくりしスムーズな建築を行うこと
建築条件外しは建築トラブル、近隣トラブル発生確率が高い
広―い一区画の土地は別として、複数区画の分譲現場で狭いところは建築トラブルになりやすく。
複数の建築会社が入ることは現実性がありません。
不動産・建設の初歩的な知識ですが意外と知らない人が多いですね。
不動産・建設は専門家に頼んだつもりでもトラブルが
実は総合専門家でなかったケースです。
建築や不動産取引は、近隣住民の方や同じ分譲地内の方との共同生活です。このことをよく理解した近隣関係、建築、不動産の総合専門家でなければ、問題が発せりすることが多いのが現実です。
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令和元年8月18日
不動産コンサルタント・相続診断士
森本和彦