中野区杉並区不動産問題の根本原因は共有その原因は相続と結婚
中野区杉並区では古くなった大きな一戸建やマンションも多く存在し、
このうち多くは共有状態となっています。
共有問題に直面した方または今は円満な共有状態の方もいらっしゃるでしょうが、
今日は不動産実務での共有問題の問題点と解決策についてお話ししてみたいと思います。
共有問題は不動産問題放置の最大原因
不動産の問題を解決したいと思っている方も多いと思います。
ではなぜ解決できないのでしょうか？
自分一人で決められないからです。
誰かの承諾が必要だからです。
この承諾が大変だからです。
相続問題でも単独所有は短期間に対策が可能
相続の問題でも、単独所有の場合は、専門的事務作業はそれほど難しくありません。
資産が巨額でも簡単です。ただ作業が多いだけです。
判断が早いからです。
しかし共有ならどうでしょうか？
誰かが賛成、誰かが反対 何も決まらず
全員の合意で行う税務や登記関係専門家の一番かかわりたくない問題です。
円満共有状態はある日突然問題が発生するが専門家の常識
共有問題は最初から問題だったケースより、
長く円満な状態が続いたケースの方が意外と多いのが現実です。
多くの共有問題に対処している専門家は、共有は問題が発生することを
経験的に知っているのです。
ところが何かの原因である日突然問題が発覚するのが普通です。
問題の原因は古くから発生していましたが、
多くの人は現実に問題が発生しないと理解できないものです。
円満な共有状態の問題発生原因
円満な共有の状態がどんな原因で問題が発生するのでしょうか？
多くは人間関係の変化です。
たとえば結婚
相続
高齢化です。
共有問題発生を根本的に防止
生前の相続対策しかありえません。
基本は不動産については、単独相続です。
単独権限です。
このためには、所有者が一人で所有しているうちに後継者指名を行うしかありません。
どうしても難しい場合は、遺言です。
民法相続編の規定が共有問題を発生させる根本原因
誰でも相続を経験します。
一人では誕生できないからです。
この際兄弟がいれば、自動的に共有になります。
民法の規定がそうなっているからです。
共有問題は一日も早く解消が基本
共有問題は、一日も早く解消が基本であり、この方法しか解決法がありません。
時間の経過とともに共有問題は大問題に
時間が経過すれば、共有関係者は法律上増えていきます。
相続が発生すれば、加速度的に増えます。
全員合意が必要なための関係者が増えます。
今は外国に住む共有者もいる場合も珍しくありません。
一日も早い解決を図るしかありません。
共有問題で不動産は不良資産に
共有問題を抱えていれば、不動産は不良資産となります。
通常の売却ができません。
しかし相続税や固定資産税などは優良資産と同じように課税されます。
共有は不動産価値を大きく下落させる
不動産が専門外の方は意外と気が付いていませんが、
共有の場合の現実の不動産の価値は下落します。
共有の持ち分の売買価格は非常に低いのが現実です。
購入しても大きなメリットがないからです。
共有不動産の解決には３つの方法しかない。
第一は共有者間の協議による解決です。
具体的には単独所有化に向けての売買です。
第二は共有持ち分の単独売却です。
もう一つは共有物の分割の方法です。裁判所での解決です。
共有問題は自分では解決できない
共有問題は、多くの場合自分では解決できません。
これも共有問題を放置している原因です。
多くの関係者が存在し、中立的に仕事として行わないと
短期間に解決できません。
当事者間で行うとすぐに感情論、自己中心的、調整者がいない状態になります。
多くの場合親族間ほど難しいのが感情の問題です。
このため半ば事務的に自然体で、協議や事務連絡、意見調整などを仕事として行わないと
円満解決ができません。
大変な労力がかかるのが現実です。
共有不動産解決の現実と円満解決の第一歩
共有の不動産の解決は、誰かに円満調整を専門にしていないとできません。
この際各不動産ごとに、検討すべき課題がありますし、これが解決のヒントにもなります。
何よりも重要なのは、解決したい所有者さんが、共有の問題点と解決方法を正しく理解することです。
共有不動産解決相談実施中
共有問題を解決希望の方に、具体的相談を行っています。
希望の方は、電話かメールで連絡ください。
予約制で相談会を行っています。
平成31年3月14日
中野区新井２－２－１松本ビル２階
不動産コンサルタント
森本和彦
電話０３－５９４２－７４０９
メールmorimoto @glory-house.co.jp
