ダイワハウス違反建築から学ぶ建築問題の自己防衛方法
日本最大級の大手企業ダイワハウスの建築違反は驚いた方も多かったでしょう。報道によれば事前に許可を取得した内容と異なった工事を行っていたことのようです。驚かなかったのはプロの建築士はじめ建築のプロの方でしょう。去年はレオパレスが事件を起こして話題になりました。いずれも事前許可を取得した方法と現地の建設が異なっているという違反です。今後も発見される可能性はあるでしょう。
なぜ発見できなかったのでしょうか?
建築のプロである建築士さんや、施工会社は気が付かないことは
通常考えにくいでしょう。
許可内容通りに建築するのは当然だからです。
許可は前提事項を変えたら、許可は取り直しとなるは常識
建築時の許可は一定前提の条件で行われます。
この前提条件が変われば、当然許可は取り直しです。
建築はワンパターンマニュアル大量生産方式は怖いが常識
建築する場合、建築基準法など様々な法律があり、個別に審査を行っているのは、安全性の確保のためです。
安易に大量生産方式やマニュアル方式を信じるのは危険だと思います。
しかし一定の安全性に問題がないことが、立証された場合だけワンパターンの許可取得が可能となっているでしょう。
例外中の例外
広告を無条件に信じるから問題に気が付かない
広告は費用を出した会社が儲けるために行っていることで、お金を払っていないお客様のためではありません。
安全安心はタダでは買えない
建築分野でも安全安心はただでは買えません。
依頼するお客様自身が、きちんと検査する体制がなければ安心できないでしょう。
お客様自身が大企業以上のプロになることが重要です。
自分自身がプロでなければ、専門家に依頼することは最低限必要でしょう。
建築で重要なのは設計内容と、現場の一致の検査(監理)
一般に建築は、設計とともに重要なことは、現場の施工監理です。
きちんと設計通りに工事が行われているかの確認です。
今回の問題に事前防止策は 建築主に専門家がいたら
今回の問題は依頼する建築主さんの相談役に建築士さんがいて検査していたら、工事中に違反に気が付いて解体して直せば問題なかったことでしょう。
令和元年6月23日
中野区新井2-2-1松本ビル2階
不動産コンサルタント
森本和彦