売却失敗原因 うその広告、うそのおすすめブログ注意
相続と不動産コンサルタントの森本です。
今回は法律の決まりを守らない間違った広告、うそのおすすめ記事についてお話しします。
売却には失敗に誘う広告も多い実態
不動産売却の広告は、正しい広告ばかりではなく間違った広告の方が圧倒的に多く、専門知識と経験がなければ正しい情報とうその情報の見分けがつかず、初心者が近づくとすぐに騙されてしまうのが実態です。
嘘の広告の一例を紹介しましょう。
不動産売却時には複数の不動産会社から見積もりを
この広告どこが間違いか気が付きましたか？
もちろんこの広告は不動産の専門家が書いたものではありません。専門知識がない素人が書いたものです。
不動産売却に見積もりなどそもそもないのが実態です。
不動産会社が見積もりできるとすれば仲介手数料だけです。
買取会社の場合は見積もりでなく買取金額です。
売却査定金額とは？
売却を不動産会社に依頼した時に、売り出し金額を決める際に売主さんに不動産会社が助言する金額です。
一般に3か月以内に売れる可能性が高いと思われる金額のことです。
過去の成約事例など合理的な根拠に基づいて予想した金額です。
この金額は見積金額などでは全くありません。
売却査定金額を比較しましょう？？？
この広告はどこが間違いか？お気づきでしょうか？
一見正しい広告に見える方も多いでしょう、しかし根本的に間違っています。
大きな間違いが2つあります。
一つ目は売却査定金額は比較したりするものではないということです。
売却を依頼した不動産会社が、売主さんが売却金額を決める際に助言するための金額です。
依頼もしない人に提出するものではないのです。
これが法律の決まりです。
売却査定金額とは？
公開売却した場合不特定多数が検討し、3か月以内に購入する可能性が極めて高い金額の予想です。
もう一つ大きな間違いがあります。
比べても意味がありません。問題は同一と見抜けるかどうかです。
売却査定金額は、たった一つしかないのです。
同じデータからは同じ結果しか出ないのです。
もちろん計算の誤差は発生しますが、内容は同じです。
売却査定金額を比較したいの？ 高く売りたいの？
そもそも何を比較したいのでしょうか？
たった一つしかない金額を比較しますか？
売主さんが本当に比較したいのは何？
高く売ってくれる不動産会社会社かどうかです。
売却失敗者は広告に誘導されている
気が付かないうちにおかしなところに誘導されているということです。
正しい売却と正反対の方向に誘導されていきます。
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令和4年2月10日
相続と不動産コンサルタント
森本和彦
