» 初めての売主さん、貸主さんが知らないと損する実家の空き家売却の3000万円特別控除の不動産取引は要注意
 » 初めての売主さん、貸主さんが知らないと損する実家の空き家売却の3000万円特別控除の不動産取引は要注意

不動産コンサルタント 森本和彦の公式サイト

初めての売主さん、貸主さんが知らないと損する実家の空き家売却の3000万円特別控除の不動産取引は要注意

初めての売主さん、貸主さんが知らないと損する実家の空き家売却の3000万円特別控除の不動産取引は要注意

実家の空き家売却の3000万円特別控除は注意が必要

 

 

居住用の売却には税金上の優遇がたくさんあります。

自宅の売却の3000万円特別控除が有名ですが、近年できた

相続によって取得した(遺贈取得含む)被相続人の居住用財産の譲渡についても

3000万円の特別控除がありますが、この目的と適用要件が大きく異なります。

不動産実務での注意点についてお話しします。

 

 

税制は政府の方針や希望を理解するとわかりやすい

税制は国の政策そのものです。

ただ法律が作られるのではなく、何かの目的でつくられます。

最も効果があるのは税金です。

 

居住用財産の3000万円特別控除の目的

居住用の財産を何らかの目的で、売却しなければならない場合

通常次の最低限の自宅を確保しなければなりません、

このため一定の金額まで税金がかからないこととしています。

 

 

空き家対策の被相続人の自宅の売却の3000万円特別控除

これに対し、空き家をなくすための目的で作られたのが、

被相続人の居住用財産の譲渡の特例です。

もう一つの目的は、旧耐震の建物をなくす目的です。災害防止です。

 

自宅売却の3000万円特別控除と

被相続人の居住用財産の譲渡の3000万円特別控除の要件に注意

 

いずれも居住用に限られます。賃貸注意

賃貸しているとアウトの場合がありますので、注意が必要です。

自宅売却の場合は、自宅として住んでいたが住まなくなってから

期限内の売却まで賃貸していた場合は3000万円特別控除は使えます。

 

これに対し被相続人の自宅(空き家)の特例は賃貸していた場合はアウトです。使えません。

よくあるパターンは、使わないので賃貸していたが、売却した場合です。

 

被相続人の居住用財産の特例利用には、売却条件にも注意が必要

この特例は旧耐震の建物を減らすことも目的とされています。

このため売買条件が合致していないと利用できませんので注意が必要です。

旧耐震の場合は売り主さんが取り壊すことが条件となります。

 

売却や賃貸は税制をよく確認して行うことが必要

売却される方にとっては、高く売ることだけに注意が行きますが

実際に重要なことは、税金を支払った後に実際に使える金額です。

 

 

税金関係は不動産業務ではないので注意

不動産業界の団体での研修や、宅地建物取引士の研修では税制も取り上げられますが、

法律上の義務はなく他の専門家の専門領域であることから不動産業務での説明がないことが通例です。

このため不動産実務が税制上不利な内容も多いのが現実です。

 

売り主さんや貸主さんの自己責任  事前相談が賢明

一部の専門の不動産会社やコンサルティング会社では、税制、

不動産の問題点など総合的な問題点などを事前に解説してくれます。

 

 

相談しなかったばかりに気が付かぬうちに数百万円の不利に

こんなことが不動産取引にはいつもあります。

確定申告の時に指摘されることもあるでしょう。

 

 

 

不動産取引は安易に考えずに専門家に事前相談が安全、安心の第一歩

不動産取引は、一般の方が多くあります。

金額も高額ですので、できるだけ事前相談して行いましょう。

 

一般的不動産取引と税制の注意点

税制優遇の適用要件

住宅ローンとの関係

住宅ローン控除との関係

親族間での売買と住宅ローン控除や3000万円特別控除

建物解体時期と固定資産税

賃貸した場合の売却価格と空室売却の売却価格

 

売買と賃貸総合相談会実施中

売却や賃貸を検討される方向けの相談会を中野駅徒歩6分新井2丁目の

弊社事務所予約制で行っています。

希望の方は電話かメールで連絡ください。

不動産売買や賃貸の落とし穴が分かると思います。

 

 

平成31年3月19日

中野区新井2-2-1松本ビル2階

不動産コンサルタント

森本和彦

電話03-5942-7409

メールmorimoto@glory-house.co.jp

 

 

 

関連記事

初めての売主さんが売却に失敗しないため知っておくべき売却の秘密 底地・借地の円満調整のポイント 大家さんが賃貸経営成功のために知っておくべき重要ポイント 無料相談

おススメの記事