円満相続は相続税の大きな節税、相続対策は順番が重要
相続の悲劇は、残された年老いた配偶者の生活の危険
相続の一番の悲劇は、年老いた配偶者の生活の危機です。自宅がとられてしまうです。
子供がいない、かつ遺言がないと配偶者が自宅を相続できません。配偶者と兄弟の自宅の取り合いになります。
間違った解説書は宣伝目的大きな落とし穴
今何か調べたいとき、グーグル検索を多くの方が使います。
便利です、しかし詐欺や、怪しい商品目的もたくさんあります。
大企業だから大丈夫はあり得ません。たくさんの財閥系大企業でも事件が起きています。
ところがグーグルは、内容が正しいかどうか審査は行っていません。グーグルは警察ではないのです。注意が必要です。
税制仕組みを理解して本を読みが大切
税制は政策そのものです。国の収入を確保し、経済成長を続けるために、様々な景気対策や問題解決を行います。
また国民への配慮を行っています。この全体の仕組みを理解したうえで総合的に理解しないと、間違った本にだまされます。
相続税は、遺産分割が最重要といわれる理由
相続税には、国民への配慮から多くの優遇税制がありますが、
これは、申告期限までに分割が完了し、申告書に記載することが条件です。
遺産分割で争いになれば、優遇税制が使えなくなります。
相続税の大きな優遇小規模宅地の評価減、配偶者の税額軽減
遺産分割で大きな優遇税制が使える相続人が、相続すれば大きく相続税は減少します。
たとえば小規模宅地の評価減です。330㎡まで80%減です。
注意は優遇税制が使える条件を満たす相続人が取得
大きな優遇税制である小規模宅地の評価減は残された配偶者や同居の親族を保護する政策的な制度です。
このため申告期限までに配偶者が取得するか条件を満たす相続人が取得することが条件です。
円満相続が条件で優遇税制
円満相続が第一条件です。
相続分割ができないと、財産価値は大きく下落します。
法律上の権利は実際の不動産取引では価値はない
法律上分割されていない相続財産も売却できますが、実際の売買の価格は非常に低いのが現実です。
まず現実的には円満な相続になるように対策することが重要です。
円満な相続対策ができて初めて相続税の節税順番注意
相続関係は親子の人間関係です。お互い全く異なる別の人間です。人間関係が一番重要です。
円満分割ができてこそ節税です。
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不動産コンサルタント
相続診断士
森本和彦